週刊:日本近現代史の空の下で。

過去に向きあう。未来を手に入れる。(ガンバるの反対はサボるではありません)

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

特攻司令官の戦後回想から:プロパガンダとしての特攻

菅原道大という陸軍軍人(中将)がいました。沖縄特攻を指揮した陸軍第六航空軍司令官です。ちなみに、1983年に亡くなったときの訃報記事によれば、名前は「みちおお」と読むようです。 偕行社発行の雑誌『偕行』で彼の日記が公開されているのですが、今…

はたして日本人は敗戦をしっかり胸に刻みこんだのか?

「失敗は成功のもと」といいます。それは、失敗を反省し、失敗した原因から学んで、改めて再出発をすることで、二度と同じ過ちを繰り返すことなく、成功へと歩んでいくことを意味しています。 さて、昭和20年の終戦において、日本人は、はたして、敗北感を…

歴史は鉄板ネタじゃないし飲み屋で披露する十八番ネタでもない。

今回は、閑話休題的雑談です。 日本の近現代史については、研究者、専門家の最新の知見と、一般の認識との間に、ずいぶんと落差があることは、少しかじってみた人なら、わかっていることと思います。 その落差を少しでも埋めることが、僕らにとって大事なこ…

当ブログは原則毎週木曜22時更新ですが…

最近追いついてなくてすみません。。。 更新するまで、「自分たちに都合の良い主張は歓迎されるという当たり前の話。 - うにゃにゃ通信」などをご覧くださいまし。

あきらめるのは良いことです:「絶対に諦めない」と「一億玉砕」

朝日新聞「声」の欄に、「「あきらめる」のは悪いこと?」と題した一文が載っていました。投稿したのは、千葉県在住の高校生、矢板祐樹さん。 たいていの日本人は、あきらめることが苦手だと思う。「あきらめずに頑張る」のが良いこと、美しいことだと幼い頃…