週刊:日本近現代史の空の下で。

過去に向きあう。未来を手に入れる。(ガンバるの反対はサボるではありません)

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本人維持装置」としての終戦記念日

東日本大震災にしろ、御巣鷹の日航ジャンボ機墜落事故にしろ、そして1945年の終戦にしろ、何にしろ。多くの方々が犠牲になった大災害や大事故は強調して伝えられ、そして必ず、風化させてはいけない、と付け加えられる。 いっぽうで、たとえば大雨の日、…

日大アメフト問題から、「天皇」天国の国ニッポンの瓦解問題へ。

日大アメフト問題。昨夜に内田正人前監督と井上奨コーチの記者会見が行われたが、結果的にかえって火に油を注ぐ結果となってしまったのは周知のとおり。 ぼくは、日大アメフット部問題:絶対無比の権力者としての「天皇」がまかり通る日本社会 - うにゃにゃ…

頑張って服従する:近代化の道を間違えたツケが噴出する現代日本

前回の追記の続き。 日本は近代化の道を間違って歩んでしまった。それがいまだに自覚すらされていないからこそ、現在も「頑張る」という言葉が無自覚に隆盛を極めている、ということなのではないでしょうか。 日本という国家が間違った道を歩みだしたのは、…

頑張れば頑張るほど世界で勝てない日本:我慢は美徳か

先日も書きましたが、「頑張る」を広辞苑でみると、 ①我意を張り通す。「まちがいないと─・る」②どこまでも忍耐して努力する。「成功するまで─・る」③ある場所を占めて動かない。「入口で─・る」 となっています(ちなみに③は第4版(1991)から追加されたも…

元号をやめれば、日本は変わる。もっと生きやすい国になる。

戦後占領期の昭和25年5月。日本学術会議が吉田茂首相らに対し、元号廃止の申入をした文書が残っています[link]。理由に、以下3点を挙げています。 1.科学と文化の立場から見て、元号は不合理であり、西暦を採用することが適当である。〔以下略〕2.法…